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荒川 弘

スクウェア・エニックス

グループ:Book

ランキング:-

価格:¥ 420

発売日:2003-06-21

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カスタマーレビュー

この作者の人、天才かも  (2008-08-17)
ちょくちょく漫画を見てますが、自分の中では漫画界(?)でも1、2を争うぐらい
才能があるんじゃないかと思ってます。
まず話の進め方にものすごい現実味が感じられます、大抵の漫画は非現実な展開が多い
助けられるはずのないものを、無理やり助けるような道理を超えたものが多いものですが、
この漫画は錬金術の部分は非現実的だと思いますが、それでも人間の限界というものを
しっかり考えていて、読んでいて納得できる部分が多いです。
「賢者の石」の設定にしてもそうです、そんな都合のいい石が簡単に作れるわけはない
それなりの犠牲というものがあるんだよ、ということを教えてくれます。
それは現実の世界でも共通することだと思います。
主人公にしても最年少で国家資格をとっても、だからと言って決して最強ではない
いくら天才的な頭脳でも生きた年数はどうにもならない、経験の差で敵に
やられもします、物事の限界と人間関係をよく考えられていると思います。
だから面白いんだと思います。

5巻 最もテンポが悪い、けれど私にとって一番大切な巻。  (2007-08-24)
※アニメコミック2巻の出版社または著者が、間違って(あるいは意図的に)原作2巻および5巻と
「関連付け」したため、レビューも混在しています。
私見ですが、現在までのレビュー20件は、
 原作2巻について 10件
 原作5巻について 10件
 アニメコミックについて 0件
と読めました。
このレビューは原作漫画5巻についてのものです。※



この巻は、全巻のうち最もテンポが悪い。
けれど、私がもし作者に会ったら「5巻が一番好きです」と言うと思う。

この巻は、アクションはスリの女の子相手だし、エドが「無力だ」と落ち込む理由はたかが橋を
架けられないこと。強大な敵も恐ろしい謎も出てこない。
後半は面白くなるけれど、前半はまだるっこしい。

この巻は5話収録されている。
他は全て、1巻につき4話なのに。
なぜ?
パニーニャを、出すために。

パニーニャは、転換点。
機械鎧のスタンスの。

それまで、機械鎧はエドの「罪の象徴」だった。
1・2話。そして4話でも。欠けた身体は、彼が禁忌を犯した者であることを示した。

けれど。
何千人もの読者の中にはきっと、手や足が無い子もいるだろう。義肢義足の子もいるだろう。
手足が欠けていることは、罪か?
いや、違う。

だから、荒川弘は機械鎧の位置付けを修正したのだと思う。
エドにとって罪の跡であることは変わらない。だけど、そのほかの人々にとってはただの便利な道具。
そのために、パニーニャというキャラクターをつくり、一話増やしたのだろう。だからテンポが悪い。

今の荒川弘なら、もっとスマートに、修正をそれと気付かせずに描けるだろう。
まだ連載2年目の、不器用さ。
けれど、間違いを正す真摯さ。

そして出産場面の「人間ってすげー」
生まれること、生きることは、丸ごと肯定されるんだ!

少年少女読者に対する、一人の大人としての責任。
作者のそれが貫かれているから、「鋼の錬金術師」は、健やかで力強い。
それが明確に表れた5巻。
だから私は、5巻が好き。

シリアス展開最高峰  (2007-02-14)
累計売り上げ2000万部を突破した超人気シリーズ「鋼の錬金術師」2巻。

この2巻は全巻の中でも13巻と並んで最もシリアスに展開する。
特にタッカーとの出会いからスカーとの対峙までの一連の構成は
芸術的と言っても過言ではなく生命倫理について再考せずにはいられない。
この後は3巻まで対照的なほのぼのとしたリゼンブールでの場面が続き
両者の対比により各場面のの輝きが一層増す事となる。
このように「鋼の錬金術師」は一区切り一区切りの構成も
全体としての流れも全てが緻密に計算されており、
ミクロ面でもマクロ面でも読者を魅了してならない秀作であると言えるだろう。

グロテスクな場面もあるが、絵柄自体は小奇麗に纏まり万人向けな感じ。
そこら辺にゴロゴロしている無理矢理引き伸ばしたりとって付けた様な場面の連続する
駄作とは一線を画す出来となっている。

漫画のイメージを変えた作品。  (2005-09-06)
 大人である私は、漫画など子供が読むもんだと思ってました。ストーリーも陳腐で読むに耐えられないものだと。しかし、この作品に出会って忘れていた、漫画の素晴らしさを思い出した。その理由としては、小説に引けを取らない濃い内容。漫画でここまで頭を使った事はおそらくこの作品が、初めてであり、今後もうないかもしれません。漫画に「飽き」や、「物足りなさ」を感じている方には特にお勧めしたい作品です。

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